田舎暮らしに憧れている人は多いと思います。いつかは。。。と思っているそこのあ・な・た!いつかは永遠に来ません。人生を変えたいと、移住をお考えの方のお役に立てる情報(家探し等)を、発信していきます。実体験にまさる情報ほど心強いものはないと考えます。少しでも参考になり、あなたの後押しが出来ることを切に願っています。
田舎暮らし
田舎暮らしへのきっかけ
長崎の田舎町で生まれ育った私は、都会に憧れていました。テレビで見る華やかな世界に行ってみたい!
そんなわけで、高校を出ると迷うことなく東京へ。
自然の中で伸び伸びと育った私にとって、花の大東京はとにかくすごい!ビルビルビル!どこまでもはてしなくビル!夜もずーっと昼間と同じネオンの灯りで、眠らない街。刺激的でしたねー!
眠らない街で、眠らないで遊び、勉強し、働きました。苦学生時代、まさに神田川の世界を地で行ってました。今となっては青春の大切な一ページです
楽しい学生時代はあっという間に過ぎ、社会人になり仕事に明け暮れる日々になりました。人間関係が希薄で、疲れとストレスがつのる都会生活がだんだんとつまらなく感じるようになってきたのです。
人の心は移り行くものです。根っからの田舎もんですから、都会での暮らしも20年も過ぎると自然豊かな生活が妙に恋しくなってきました。
ストレスから体調不良が続いたこともあり、自然に帰りたいと漫然と思うようになったのです。
田舎から都会へ、そして都会から田舎へ
両方の生活を実体験してみて思うことは、それぞれに楽しい。ただし楽しみ方がまったく違うんです。結局私の場合は田舎のほうが合っている。40年さまよっていきついたこと。
さて、その田舎をどこにするか?どうも関東近辺ではないらしい。次に沖縄。。。ん~人気の移住先ではあるけれど・・・旅で楽しむところかな~?
インターネットで検索する日々が続きました。
ふと、目に留まったすばらしい景色!すっかり忘れ去っていた故郷の長崎の自然美。ここだ!直感で分かりました。
田舎で家を探すときのポイント
田舎暮らしを始めたいと思ったらまず住む場所を探さなくてはなりません。
- 住みたい地域を決める。
- 住宅は分譲か賃貸か。戸建てか集合住宅か。
- 購入の場合は価格は?賃貸の場合は家賃は?
私の場合は、最初に当たった地域は関東近辺です。千葉外房、伊豆、山梨、茨城・・・など住んでいる場所から気楽に移動できるのがよかった。週末を利用して出歩きました。約2年間くらい探したと思います。なかなかピンと来ない。だんだん、いつかね~と移住する気持ちにゆらぎが出てきました。
1.家さがしに役立つ情報満載の空き家バンク
田舎に移住しようと決め、お手軽に関東近辺で。。。との思いはかなわず。だんだんと気持ちも緩んできたころ長崎の風景に魅了され、この地のどこかに終の棲家があるはず。探そうと決めました。
長崎に移住すると決め、さあ家探しとなった時に何で探す?やはりインターネットで検索です。この時に空き家バンクを知りました。それぞれの市で空き家バンクのホームページがあります。長崎県内の空き家バンクはすべて見ました。私にとって、その中で一番に見やすく情報が充実していたのが南島原市のホームページでした。担当の企画振興課へメールで問い合わせ、すぐに対応してもらえました。
どの地方自治体でも活性化のために移住を推進していると思います。移住を検討する者は移住先を探します。しかしなかなか良い情報に当たらない。もしくはどこで探せば良いのか?分からない。もちろん地元の不動産屋さんもあるでしょう。近場なら直接見学に行けますが、遠くになるとなかなか気楽にはいけません。なので、私は空き家バンクが充実している市のホームページをお勧めします。そして対応が早くて親身になってくれるところが信頼できると思います。
後はお気に入りの物件に出会えるまで、探すのみです。
2.住宅は分譲か賃貸か。戸建てか集合住宅か。
空き家バンクにはさまざまな空き家が登録されています。売買、賃貸、あるいは売買、賃貸の両方に対応。一戸建てが多く、長屋形式もあります。マンションやアパートはあまりないようです。地方にいくほどその傾向は強いです。やはり田舎暮らしを望むからには、古民家や広い庭、山や畑をイメージしますよね。私も古民家一択でした。
次に重要視したのは、近隣住宅との距離間。都会生活でマンション住まいの窮屈な生活でしたから、田舎にきてまで接近した家には住みたくなかったのです。
希望の住宅は、一戸建ての古民家、隣近所から距離がある。家庭菜園ができる畑がある。と条件をきめました。
3.購入の場合は価格は?賃貸の場合は家賃は?
憧れの田舎生活。ではありますが、どのような未来が待っているか?わかりません。
ある程度田舎に馴染むまでは、賃貸が良いと思います。私も売買は最初から選択にはありませんでした。賃貸のみです。もちろん広い敷地の古民家で、考えられないほどの低価格で売りに出されている物件もあります。築年数、敷地面積なども一定ではないです。要は売主様の心ひとつでお値打ちだったり、この状態の割には値段が・・・などほんとうに様々です。
空き家バンクで約3年間ほどかけて、年に3回ほど移住先の南島原へ通いました。滞在期間は一週間~10日くらい。一回の見学では、10件くらいの希望物件を内覧させていただきました。売買、賃貸にはこだわらずに、とにかく空き家バンクの登録の中で、気になる物件はすべて内覧させていただきました。
売買の値段は50万円~1000万超えまで、様々でした。築年数、敷地面積もほんとうに様々です。数十件見学させていただくうちに、だんだんと自分の中で平均値らしきものが出来ました。築年数は50年前後が多い、価格帯は100万~300万が多い、敷地は100坪~500坪・・・など。これはあくまで私の見学した感想です。空き家バンクは随時更新されますので、登録物件もどんどん変わりますから、この限りではありません。また探される地域によっても異なると思います。
賃貸の場合は、これも様々で多くは2~3万円、もちろん下は1万~上は10万超えなどもありました。
しかし、空き家バンクの情報と写真と、実際の家を見た感じはかなり変わります。ある程度の目途は立てておいて、現地で実際の家、周りの環境の確認は必須です。
そして、最も重要視したこと!初期費用は極限までおさえる。田舎暮らしに憧れて移住したわけですが、この先の展開はわかりません。なので、購入ではなく賃貸で、家賃は1~3万円くらいとしました。
空き家バンクの物件は自治体はあくまで紹介だけです。住みたい家が見つかったら、後は大家さんと直接契約になります。
田舎へ移住するための手順
地方移住を考えたときに、自分で手当たり次第調べるのもよいですが、最強のツールがあります。その活用方法をお知らせします。
地方移住のための心強い相談所【ふるさと回帰支援センター】
東京有楽町の交通会館にある【ふるさと回帰支援センター】は移住する人にとって、心強い相談所です。日本全国から移住推進する自治体が登録されていて、訪問すればいつでも相談に乗ってもらえます。移住する地域が決まっている人も、これから探す人も細かい情報が得られますので一度訪れてみられることをお勧めします。直接いかれても、ホームページでも良いと思います。
ふるさと回帰支援センターに行ったら、移住ナビに登録しましょう。
こちらのふるさと回帰支援センターでは、各自治体から担当の人が来て直接に相談ができる相談会が不定期に開催されています。そのような情報も移住ナビに登録をしておくと、知らせてもらえます。気になる自治体が見つかったら、現地まで出向く前に詳しい情報を入手することも出来ますので、是非活用されてみてください。
自治体の移住支援をとことん活用する
移住ナビでは、移住に関する情報を詳しく知ることが出来ます。各自治体で支援の内容は独自性があるかもしれませんが、移住する者にとってはとてもありがたい支援が盛りだくさんです。
私は南島原市の移住支援で、移住体験ツアー、キャンピングカーの割引利用、お試し住宅で超格安滞在などフル活用させていただきました。特にお試し住宅は見学に行くたびに使わせていただきました。
この一戸建てオール電化の住宅が無料で使用出来るんです。立地条件もバッチリで、目の前は温泉旅館の【真砂】ですぐ海。毎日温泉まで徒歩1分以内。かかる費用は、退去時に使用したシーツ類を指定のクリーニング屋さんに実費で出すだけ。もう本当にフル活用させていただきました。あまりに通って来たので実家のような感じです。
他にも移住支援金やリフォーム支援、起業支援などある一定の基準はありますが対象であれば受けることができます。
このページのまとめ
田舎暮らしをしたいと思った時に、何から始めたら良いのか?不安なこと、問題なことなど体験をもとに具体的な方法をお知らせしました。今までの生活を変えるには、大きな決断が必要です。その仕方、起きてくる不安や問題点の解決方法を記載しました。
- 田舎暮らしをしたいと思った動機。これが弱いと、いつかね~で終わってしまう。
- 住みたい地域を決める方法。
- 希望する住宅の条件を絞り込み探していく方法。
- 移住するための効率的なツールを活用する方法。
現在、長崎県南島原市へ移住し田舎暮らしを楽しんでいます。その過程を振り返ると20年以上の月日を費やしたことに気づきました。思い立った時に即実行していれば・・・まったく違った人生になっていたのでは~?・・・・・いかんいかん!過ぎ去ったことはきれいさっぱり忘れましょう!今この瞬間を楽しむ!一度の人生おおいに楽しみましょう!と自分にも言い聞かせながら、次ページから具体的な移住実践記をお届けします。
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