還暦という言葉をどのように感じますか?私は待ちに待った!という感覚でした。人によっては、もう還暦になってしまった。もう社会からも誰からも必要とされないと、考えるかもしれません。
60代からを、やる気マンマン!で生きるか、人生下り坂とあきらめてしまうか。この2パターンに分かれるのではないでしょうか。
一度きりの人生です。ここからおおいに楽しもうではありませんか。その楽しみ方について、私なりの見解を説明していきます。身体の基礎的な構造を根拠にして、どのように楽しむのかを解説します。
60代を最高の時期にする
60代を楽しく生きるためには、60代を最高の時期にしよう!
と覚悟することです。決めることですね。ただなんとなく毎日をボーっと過ごしていると、年齢とともに体力、気力は落ちてきて、いつのまにかボケてしまっていることにもなりかねません。
自分がどの様に生きたいかを今、考えてみましょう。生き生きと元気に楽しく生きたいと決めたならば、年齢とともに衰えてくる諸々に抗う必要があります。そのヒケツがズバリ、体力です!
体力とは、『人間としての生存、生活するための基礎的能力』を言います。
そして体力は大きく2つの要素からなっています。
- 身体的要素ー筋力、柔軟性、持久性、免疫、体温調節、体格
- 精神的要素ー意志、意欲、精神的ストレスへの抵抗力
なんだか小難しい話になりましたが、要するに体力とは、身体と心の2つからなっているんですね。
普通に体力と言うと、運動能力のことを指すと思いがちですが、やる気も体力のうちです。つまり、身体と精神の両方は繋がっているんですね。ふむふむ。どうりで気分が良い時は体の調子がいいし、気分がいまいちだと身体もなんとなくダルイ感じがするわけなんですね~。
体力は、肉体的にも精神的にも、20~25歳くらいまでがピークで、そこからは低下の一途をたどります。20才の体力を100としたら、60才では約半分くらいまでダウンするのです。年齢とともにやる気が出なくなった~と言うのも、単に気のせいではない訳ですね。
この身体の構造を知るだけで生き方のヒントになると思います。つまり普通に生活をしていれば、年齢とともにやる気、体調は低下して当然です。
これらの事実を踏まえた上で、60代からを楽しく生きるための方法は?
まずは体力の2つの要素のうちの心(精神的要素)をいかに強く保てるか?自分の気持ちを常にアップできるかにかかります。私が考える、そのモチベーションアップのヒケツは
- 60代からを青春時代と考える
- 青春時代を楽しく生きるには美しさが大事
- 青春と言えば、恋!憧れの人にトキメク
60代をいかに楽しく生きるかのヒケツは体力であると言いました。ここではその体力のひとつの要素である心(精神的要素)のあり方について以下に解説します。
なお、身体的要素については、【実践編】60代、目指せ!筋トレで健康な身体と美ボディにて解説します。こちらも是非とも見てください!
60才バンザイ!さあ青春しよう‼
還暦になった時に、私は以下のように考えました。
60才になった!待ちに待った還暦だ!これからは自分のために生きると、決めた。
今まで自分のことはいつも後回し、周りのことに気を使い、追い立てられる月日を過ごしてきた。自分のために生きれるようになった60代は、なんと素晴らしい年代なんだろう!ウキウキ、ワクワクしてしまう。。。。
ふと・・考えると、この感じは・・・青春そのもの、そう今まさに青春といえる。
一般的には青春とは、10代の若い世代のことを指すでしょう。60代で青春なんて笑ってしまいますよね~。。。。常識的にはもちろん、そうでしょう。変わり者の私は青春って若者だけのもの?ってな感じで調べました。
すると、まさにピッタリの詩に当たったのです!約100年以上前の幻の詩人と呼ばれる『サミュエル・ウルマン』です。松下幸之助氏もこの詩に感銘を受け、常に前向きに生きる姿勢は、94才でこの世を去るまで、まさに青春そのものであったようです。
青春とは 真の青春とは 若き肉体のなかにあるのではなく 若き精神のなかにこそある つよい精神 ゆたかな想像力 燃え上がる情熱 そういうものが あるか ないか 臆病な 精神の中に 青春は ない 勇気と冒険心のなかにこそ 青春は ある 臆病な 二十歳がいる すでにして 老人 勇気ある 六十歳がいる 青春の まっただなか 歳を重ねただけでは 人は老いない 夢を 失ったとき はじめて老いる 誰に とっても 大切なもの それは 感動する 心 次は 何が 起こるだろうかと 眼を 輝かせる 子供のような 好奇心 胸を ときめかせ 未知の人生に 挑戦する 喜び 世界が どんなに美しく 驚きに みちているか 生きることが どんなに素晴らしいか 青春とは 真の青春とは 若い 肉体のなかに あるのではなく 若き 精神のなかにこそある
引用元:『青春とは、心の若さである』 サミュエル ウルマン 新井 満 自由訳
まさに、的を得たり!そうです、自分ではなんとなく思っていることが上手く表現できない・・・ それを的確に示してくれました。自分の心に確定ボタンを押します!確信を得たら、あとは迷うことなく実行するのみです。
どんな偉人であっても、凡人であっても、同じ人間です。いつもテンションマックスは不可能です。そんな時に、自分を奮い立たせるすべを知っていることはとても大切な事だと思います。
60代を最高の時期にするために、ワクワク、トキメキの青春にして、おおいに楽しく過ごしましょう!
60代を美しく生きる心構え
青春時代を再び!楽しむと決めたら、何と言っても『美』に無関心でいるわけにはいきませんよね。鏡を見てガッカリする前に、チョット考え方を・・・
あなたは、自分のことが好きですか?謙遜が美徳とされる日本の常識では、私は自分のことが大好きです!とは言えませんよね。変わり者の非常識な私は胸を張って、自分のことが大好きです!誰よりも自分を愛しています。と答えます。
思考が先、現実は後、なのです。自分のことが大好きで、愛していると、自信が持てます。自分に自信が持てると、すべて肯定することが出来るのです。ありのままの自分を受け入れるということです。
それが、60代を美しく生きることにどうつながるのですか?
と意見がでてきそうですが・・・他人と比較する必要がなくなります。今の自分が一番と思えるのです。あの頃は良かったーと過去のことに執着しなくなります。
いつも今、この瞬間が、最高だと考えられると、今が一番若くて美しいはずですよね。これからどんどん年齢を重ねていくわけですから、当然ですね。自分は可愛いと、カッコいいと、呪文をかけましょう。
このような思考をするだけで、人生感が変わります。
自分自身の考え方なのですから、どんな風に思考してもいいんです。要は自分自身が、毎日幸せいっぱいの生き方ができれば良いのです。誰にも遠慮はいりませんし、迷惑もかかりません。
はたから見ても、いつも楽しそうにしている人に魅力を感じませんか?笑顔の素敵な人って、とってもチャーミングですよね。私だったら、お友達になりたいな~って思います。
よくあの人とは、波長が合う、合わないと言ったりしますね。つい声をかけたくなる人っていませんか?自分に自信がある人からは、そんな魅力のオーラが出ているのです。
逆にいつもムスッと不機嫌な人を見ると、こっちまで嫌な気分になりませんか?周りに悪影響をおよぼす迷惑な人ですよね。年齢を重ねるとこのような方々が、多く見受けられませんか?
何も考えずに、ただ生きているだけでは、自分でも知らず知らずのうちに、このように流されてしまっていると、認識したほうがよいのではないでしょうか?
このように、人は見た目が大事です。特に初対面では、約9割が見た目で判断すると言われます。人の目を気にして生きるなんて、ナンセンスですが、事実そうなのですから無視できないですね。
過去にどんな美人でも、イケメンでも誰にでも平等に退行性変性(老化)はやってきます。逆に年齢を重ねることによって魅力が増してくる人もいますよね。人生を楽しんでいる人は、いつも笑顔を振りまいて周りを明るくしてくれます。そんなひとには誰しも惹かれますよね。
そこで、内面を美しく、となるのです。外見はどう頑張っても、年と共に・・・そこをいかに自分の考え方を前向きに、楽しめるように切り替えられるか大切です。
60代を美しく生きるとは、内面の考え方がにじみ出て、魅力的で美しくなるのだと思います。
そして、楽しく過ごしていると、周りにも似たような人が引き寄せられて来ると思います。そんな愉快な仲間が出来たら、楽しみも倍増しますね。
青春時代を再び!トキメキの恋をしよう
60代からを楽しむと決め、トキメキの青春と考え、美しい自分になったら、次に来ることは?・・なんたって青春と言えば。。。
青春といえば、なんたって恋ですね!
そうです、今こそ恋をしましょう。学生時代のあの頃。。。ワクワク、ドキドキして憧れの人を目で追いかけたり、同じ空間にいるだけで幸せいっぱい・・・の淡い恋心。
トキメキって、生理学的に幸せホルモンのオキシトシンが放出されるんです。脳内ホルモンはパワフルです。
恋をするなら恋人がいなければ・・・なんてことは関係ないですね。もちろん特定の恋人とのお付き合いも楽しきかな。ただ淡い恋で十分に心が満たされていれば、恋人はいてもいいし、いなくてもいい・・・くらいのゆる~い感覚がいいですね。
要は自分がウキウキ、ワクワクできれば良いのですから、アイドルや映画スターやアーティストに胸キュン❣でも十分に幸せ感は得られます。
ちなみに私のアイドルはずーっと、ひろみGOです!10代の頃からキャーキャー言ってて、今も変わらずミーハーなところは同じ❣映画スターは渡辺謙さま、ラストサムライにしびれました~アーティストはピアニストの辻井伸行さま、彼の奏でる音には別次元の心地よさがあります。いつもウットリと魅了されています。
他にも根のシンさん、Repezen Foxx、アマテルTVさんなどインターネットでいつでもどこでもつながることができます。いつも夢見心地でいられます。
このようにいつも自分の『好き』で生活を埋め尽くすことが現在では簡単に、何処に住んでいても手に入ります。良い時代に生きていると感謝して、楽しみ尽くしましょう。
60代を楽しく過ごすために
60代を楽しく過ごすとは、何も特別なことを常に追い求めることではありません。むしろ日常の中に楽しみはあります。そう生活そのものが楽しみになれば良いのです。
青春時代はそうでしたよね。なにもかもが楽しかったあの頃。大人になるにつれて、だんだんと感動をしなくなり、冒険、挑戦は全く忘れ去り、人生こんなものと諦めてしまっていた。
諦めの人生か、希望の人生か?のチョットした違いは・・
情熱があるかないか。。。の違いではないでしょうか。いつからでも、自分の中に元気の源があれば人生は楽しいものとなると思います。
それでも、そんなに簡単にはね~いままでの価値観なんてそう簡単には変えられないしー。。。なんて考えて前に進めないならば、究極の次の考えを試してみてはいかがでしょうか?
毎日、朝起きる、夜になると寝る。これを毎日朝生まれる、夜死ぬ。と考えてみてはいかがでしょうか?これだけで違う世界感になると思いませんか?人は必ず死にます。いつかはわかりません。それを、毎日今夜死ぬと考えてみましょう。そして、朝になると新しい自分の誕生だと考えてみるのです。
そんな~突拍子もないこと。。。考えられないーと思いますか?
私にとって死とは、いつも身近にありました。なぜならば、私の父は40代で突然死でした。30分前まで、家族と大晦日の夜に団らんしていたのに。。。筋肉隆々のたくましい父は、過去に一度も病気をしたことがないにもかかわらず、倒れて30分で息を引き取りました。
医療機関で仕事を始めたばかりの頃、救命救急の仕事では毎日が救急車の搬送です。懸命の救命にもかかわらず目の前で亡くなる方々を、やるせない気持ちで見てきました。事故、病気など原因はさまざまですし、年代もさまざまです。
プライベートも仕事も、常に死を意識する環境にあったので、私の中では生と死は、いつも表裏一体だったような気がします。なので自然といつ死んでも後悔しない生き方に、興味があるんだと思います。
こうした考えで生きると、無駄なことには興味がなくなります。様々なストレスの原因になっている物事すべての事に対して、断捨離をすることができ、スッキリします。
そして、今やりたい事を最優先でやるようになります。自分にとって、必要なこと、大事なことがはっきりします。
自分のやりたいこと、好きなことに集中して生きる。これこそが人生を楽しむ極意だと考えて、日々過ごしています。
60 代 やりがい
やりがいとは、生きがいとは・・誰でも一度は考えて悩むテーマだと思います。長年の医療機関での勤務では、常にこのことを痛感させられる患者様とのやり取りがありました。
毎日退屈でつまらない、やりがいがない・・・
とダラダラ過ごす日々は本当にやるせないと思います。何かをやろうにも、身体が思うように動かないし、何よりもやる気が起きない。毎日体がきつくて、早く死にたい。現役時代に医療機関にいらしていた多くの患者様の口癖でした。そして、常に聞かれることは、どうしたら元気になれますか?
お医者様崇拝をやめて、自分のことは自分で責任を持つことが解決方ですが、そんなことは教えてもらえません。
世の中の多くの常識的な人は、すぐに病院に行きたがります。そして病名をつけてもらって安心し、お得意様となります。自分の主治医の言うことは絶対厳守です。言われた通りに来院し、言われた通りに薬を飲み、言われた通りの病状の進行をたどり。。。一向に回復の兆しはみえず。。。
つい不信感が頭によぎり、主治医以外に意見を求めてしまう。
先生の言うとおりにしていれば、何とかしてもらえる。ことは決してありません。医療は仁術と勘違いされていますが、残念ながら医療はビジネス(算術)なのです。
もちろん、医療のすべてを否定しているわけではありません。私自身も長年医療機関で責任をもって仕事をしてきました。西洋医学の優れている部分もあります。
しかし、たいていの場合は、否定したくなるようなケースが、多かったのが現実としてあります。
自分の人生を他の誰かに渡してはいけないのです。自分でしっかりと生きると、決める事が大事です。自分で決めたことは行動に移すことで、自分の人生として生きることが出来ます。
私たちは長年の教育のおかげで、常に指示待ちの状態が安心して生きれると、勘違いをしています。誰かの指示で生きることが、心地よいならそれでよいでしょう。でも違和感であれば、自立することです。
自分の人生の責任はすべて自分でとると決めれば、本当の自分のやりたい事、好きなことが見えてくると思います。
自分の好きな生き方がやるべきことであり、生きがいだと思います。
十人十色であって、好きなことは様々ありますよね。自分のペースで生きれたら楽しいし、ドンドン元気になれること間違いなしです。
60代 ひとり暮らしは楽しい
現代は一人暮らしは年々上昇傾向にあります。私も田舎へ移住して、現在は一人暮らしです。今まで自然とは程遠い都会のマンション暮らしからの、自然と共に明け暮れる田舎の古民家暮らしのギャップを超絶楽しんでいます。
毎日が、驚きと感動の日々です。
家のどこに居ても、常にまぶしいばかりの太陽と、キラキラ輝く緑のカーテンごしに見える海と空。樹齢120年はありそうな我が家の守り木、咲き誇る庭の美しい花々、華麗な蝶の舞、愛らしい小鳥ちゃんたちのさえずり、など。。。本当にこの自然の恵みだけでも感動ものです。
あ~とっても、し・あ・わ・せ・ってな感じ❣
朝目覚めると、鮮やかな緑の木々や花々に感動して1日のスタートです。すべての時間を自分の好きなようにカスタマイズできる幸せ。今日は何しよーかな?とコーヒー豆をガリガリ挽きながら考えつつ・・・ひらめきのままに過ごす日々です。
たとえ今はひとりぼっちでも大丈夫と思えます。同じ波長の人同士は引き合い、行動し続ければ出会えると、根拠のない自信があるんです。それは明日かもしれませんし、数年後かもしれません。はたまた今世ではないかもしれません。
今、この瞬間を楽しく生ききることができれば、すべてが楽しみに繋がります。
このページのまとめ
60代からを楽しく生きるための方法を、私の体験をもとに解説しました。ポイントは体力が必須だと言うこと。体力の2つの要素には、身体(精神的要素)、心(身体的要素)がある。ここでは心(精神的要素)について説明しました。精神的に強くなるための3つのヒケツ
- 60代からを青春時代と考える
- 青春時代を楽しく生きるには美しさが大事
- 青春と言えば、恋!憧れの人にトキメク
これからの人生を楽しむためには、まず心構えが大事だとお伝えしたいと思います。心と体は繋がっているので両方がバランスよく強化出来たら最高の60代を楽しめますね。
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