長崎で移住暮らしを始めて早2年目に突入し、ますます充実の日々です。いざ、千葉の喧騒(けんそう)を離れてみると、心が和らぎます。カッコウ、カッコウ、ゲロ、ゲロなど、”自然の大合唱”は、自然の中で「生かされている」と感じる瞬間です。
60代は、人生の再出発の歳でもあります。20歳から数えれば、40年もたっているので、考え方や日々の生活が肥大化している部分も多いです。私自身、長崎育ちではありますが、東京圏での生活が長かったため、少し生活が肥満化していた部分もありました。
そこで、今回は、60代独身女性が小さく暮らす為のアイディア、考え方をご紹介していきます。
60代×小さく暮らすアイデア
私は、元放射線技師です。正直にいうと、現役時代、同世代の中では、収入は高い方だと思います。約40年間の現役生活では、特にお金に困ったことはなかったです。そういう意味では、少しだけ恵まれた環境にいたのかなと思います。
ただ、離婚時に、元夫との金銭的なトラブルがあり、今は、現役時代よりも金銭的に厳しい暮らしをしています。近くのスーパーに行き、値引きシールが貼られていたら、迷わず購入してしまいます。
現役時代と比べると、金銭的な不安は大きいです。ただ、今は、その不安よりも大自然で悠々自適に、シンプルな生活を送れていることに満足しています。中国のことわざに「足るを知る」があります。
足るを知る
足るを知るとは、どんなことに対しても満足する意識を持つことで、精神的に豊かになり、満足に生きれるという言葉です。
例えば、コップの中に半分まで水が入っているとしましょう!
この状態を…..
- 「まだ半分もある」
- 「もう半分しかない」
のどちらでとらえるかですね!足るを知るなら1番の考え方ができます。まさに今の私です。現役世代と比べても収入は、何十分の一です。でも、そんな状況でも、大満足の生活を送れています。
結局、上の生活を望んでもキリがないと思います。足るを知る。こんな考え方を基本とすれば、きっと、今よりもシンプルで小さな生活を実現できます。
ここでは、私の足るを知るを実践したシンプル生活アイディアを共有させていただきますね!
1.自然の流れを感じる
毎朝、起床したら、まず家中の窓を開けます。窓を開けると、新鮮な空気がなだれこみ、家全体の空気が清くなるように感じます。少し外に耳を傾けると、小鳥のさえずりが聞こえてきます。
「ホーホケキョ」、「ホーホホケキョッ」
小鳥の大合唱が聞こえてきます。私は、そんな大合唱を聴きながら、畳の部屋でプチヨガを楽しみます。朝の新鮮な空気と鳥のさえずりを感じながら行うヨガは最高です。
2.自分の”したい”に素直に。
現役時代は、自分中心に考えることは難しかったです。旦那のこと、子供のこと、仕事の事など、どうしても自分を押し殺していた部分が大きかったです。したいことをする。これが実際にできる方は、ほんの一握りではないでしょうか? 特に現役世代は。
私は、移住してからは「したい」の気持ちに素直になるようにしています。
例えば、このブログの運営です。実は、私は、大のIT音痴なんです。でも、私の想いを誰かに届けたいとの想いから、知人の助けを借りて何とか形にしています。こんなことは、現役時代では難しかったですね!
他、大好きなYouTuberを鑑賞するのも大好きです。どんな分野でも新しいことを始めたり、何かに挑戦したりしている姿を見ると、勇気をもらえます。私も頑張らないと….汗
どんな分野でもいいので「したい!」の気持ちに素直になると良いと思います。きっと、その先に、新しい何かが始まると思います。
3.他者と交わる
長崎ライフは大満足です。今の所、独身生活でも不自由は感じません!
でも、ずっと一人は、少し寂しい気もします。時々、他者と交わらないといけないと思います。
- おいしいご飯を食べながら、他愛もない話をして盛り上がる。
- 性別関係なく、どこかに一緒に出掛ける。
- 近所の気があう人とランチに出かける
経済的・生活的に一人暮らしが出来たとしても、一切、人と関わらない生活は難しいと思います。漫画みたいな仙人生活は無理だと断言できます。
特に男性の方は、一人ぼっちだから妻に引っ付いて行動する。→ 妻がうっとうしいと感じる。きっと、全国の同世代の女性の方、この気持ちわかりますよね?
4.生活リズムを大切にする。
悠々自適生活でも生活リズムは大切にしています。ある程度、決まった時間に起床、就寝。軽いストレッチ運動をしています。ランチ、夕食等もほぼ決まった時間に取っています。もちろん、「この時間には、これをしないと….」と決めているわけではないですが、体が覚えているようです。
実際、生活のリズムが整っていると、体も軽いですし、病気にもなりくいです。悠々自適生活の中でも、ご自身の生活リズムを作られると良いと思います。
5.ティータイムを楽しむ
私は、趣味で酵素ジュースを作っています。酵素ジュースを飲むと、野菜や果物本来の力を取り込めるので欠かさず飲んでいます。最近、はまっているのは「琵琶」ですね!とてもおいしいです。
私は、この酵素ジュースと手作りお菓子で3時のティータイムを楽しんでいます。現役時代は、こんな時間はまず取れなかったですね。このティータイム時間をとれるのも感謝です。
高い喫茶代は不要です。お気に入りのカップ、おやつ、飲み物を自分好みで楽しみます。
6.自然の恵みに感謝
古民家の庭では、梅の木、琵琶の木、柿の木、各種野菜がとれます。スーパーに行くと、良いお値段がする物でも、この庭では無料で好きなだけ取り放題です。本当に自然は偉大です。
自然からの恵みに感謝。スーパーの商品から感じられない満足感
7.お金を減らさない仕組みづくり
お金、お金と言いたくはないですけど、田舎、古民家生活でもお金は必要です。積極的に増やさなくても良いですが、減るスピードを遅くする努力はしたいですね!
そのために….
- 無駄な支出を削る
- 入ってくるお金を増やす
の2つを大切にしています。シンプル生活を検討していくと、必ず「これ、無駄じゃない?」と感じる支出が出てきます。
1.無駄な支出を削る
例えば、月々、かかるスマホ代ですね!実際、そんなに難しことをするつもりはないですけど、なぜか毎月数千円がかかります。毎月3,000円で年間36,000円です。とても大きいですね!なので、私は、このスマホ代を安くするために「日本通信」という所と契約しています。なんと、毎月290円ですよ!それでiPhoneをもててしまいます。
他、足るを知るで考えてみると、不必要な物が見つかると思います。
2.入ってくるお金を増やす
支出を見直したら、今度は、入るお金を増やせるように努力しています。私は確実に、自分の規模感にあう「プチ物販」をしています。まずは、大手フリマサイトを使って、着物リメイク品を出品して、入ってくるお金を増やせるようにしたいと思います。
8.身体とこころの声を聴く
以外にできていないことが、自分の調子に注意すること、ではないでしょうか?常に自分の今の状態に関心を向けることで、チョットした異変にも気づけます。大難を小難にできます。
朝、一番にすることは、今日の調子はどう?と自分に問いかけること。
すると、思いっきり伸びをしたくなります。体の固い部分をほぐすと、とても気持ちが良く、自然にヨガのポーズ、筋トレをしています。結果、健康な身体作りになるので、病気とは縁どおくなり医療費などの余計な出費はなくなります。
食事も、お腹が空いたと感じるときに、食べたいものを食べたいだけ食べる。なので1日に1食の時もあれば、3食の時もある。身体の欲求に従っていると、ストレスフリーでいつも満足です。必要なものに絞り、余計なものを買い込むことがなくなるので、身体もお財布の出費もスリムになります。
身体とこころに素直に、自分の今したいに関心を持っていると、すべてがシンプルになります。
9.なんでも手作りに挑戦!
世の中便利なもので、あふれかえっています。美味しいものも、今や日本にいながら、世界中の食べ物が手に入ります。お金さえ糸目をつけなければ。
そんな世の中とは逆行するかのごとく。。。私の田舎暮らしはお金をかけない、大自然の恵みをフル活用したなんでも手作りがモットーです。
- 梅干し⇒高価な南高梅より、粒よりで柔らかくて数倍美味しい!
- 干し柿⇒高価な市田柿より、甘くて数倍美味しい!
- イチゴジャム⇒高価な市販のジャムより、果肉たっぷりで数倍美味しい!
- 化粧水⇒高価なブランド品より、自家製ハーブで効果抜群!
などなど、手間はかかりますが、周りの自然の恵みを頂いて、本当に豊かな暮らしができています。しかも、ほとんどお金はかかりません。かかるのは気の遠くなりそうな手間だけです。
この手間を面倒くさくて嫌だと思うか、作り上げる過程を楽しみととるか。。。私はだんぜん、後者のほうです。
まだまだ、手作りの楽しみかたは始まったばかりです。これから挑戦したいことは
- ピザ窯作り
- 放し飼いの鶏からとれる自然卵
- やぎをペットにしてお乳しぼり
- 燻製作り
ドンドン夢は限りなく膨らみそうです!
まとめ
移住して、一年も過ぎると田舎の生活にも馴染んできます。都会での無駄に消費する生活が、いかに無意味な状態であったかと思います。いつもストレスを抱え、満たされない想いを、浪費することで紛らわせていたのですね。自分のこころのままに生きるいまが、一番のしたかった生き方だと改めて感じています。私のシンプルライフは、これからも進化し続けます。
コメント